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アスベスト

アスベストとは石綿とも呼ばれる天然鉱物繊維(繊維状に変形した天然の鉱石)のことです。

耐熱性・保温性に優れているため、断熱材・絶縁材の建築材料として古くから使用されてきました。

そのメリットの多さから「奇跡の鉱物」としても重宝されてきました。

しかし、高濃度長期間暴露により空気中に飛散したアスベストを吸引すると塵肺、肺線維症、肺癌、悪性中皮腫(ちゅうひしゅ)などを引き起こす発癌性物質であることが明らかとなり、現在では使用禁止物質となっています。

日本では1975年9月より吹付アスベストの使用が禁止されました。

また2005年からはアスベスト含有製品を過去に生産していた作業員や、工場周辺に住んでいた住民の健康被害が明らかになったことで、医療費等の支給がされる法令が発表されました。

現在では建築時に使用されることは無くなりましたが、アスベストを含む建物の解体時にアスベストが飛散することが問題となっています。

環境省の調べでは、建物解体時のアスベスト排出量が2020年から2040年ごろにピークを迎え、年間100万トン前後のアスベストが排出されると予測しています。